STORIES & COLUMN

Story MIYAGI
LINE株式会社 People Partner室
小向 洋誌 (こむかい ひろし)さん

自分で選択したライフスタイル

宮城県仙台市出身の小向さん。30代はマイホームを神奈川県茅ヶ崎市に構え、オフィスがある東京へ約2時間かけて通うライフスタイルでした。海や仲間に囲まれ楽しい30代を過ごした後、先の未来を見据えて地元・宮城県仙台市へと拠点を移します。

その後、コロナ禍の中、完全オンラインでの転職活動をして東京にオフィスがあるLINE株式会社へ入社。HRBPという人事領域の仕事を担当し、戦略を実現するためにはどんな人材を採用すべきかなど、会社のルール作りを整える人事の仕事をしています。

また、副業として首都圏の行政や民間企業をクライアントに、管理職研修(1on1マネジメント、組織開発など)の企画・設計・講師、人事戦略策定や人事制度設計などの人事コンサルティング、組織課題解決のための組織開発コンサルティングも行っています。

仕事はすべてオンラインで出来てしまうけれど、社員や仲間と会うために自ら機会を作り、東京のオフィスへ自費で『投資』という気持ちで通っています。直接コミュニケーションをとることの良さを知っているからこそ、その出費を厭いません。

仕事と自分ひとりの時間、家族と過ごす時間のバランスを取りつつ、友人との語らいや趣味を楽しむ小向さんにデュアルライフのきっかけや、必要な覚悟について伺いました。

40歳の誕生日、この先の10年について夫婦で考えた

40歳の誕生日に「40代はどんな風に過ごそうか」と夫婦で話をしたそうです。30代は3人の子に恵まれて楽しく過ごした。子の親としての自覚が芽生えると同時に、親の子であることも意識するようになりました。そして『親との残された生活』についても考える年齢になり、これから先の10年は親が住む仙台に暮らすことを決めました。実際に親が倒れたなど、その時になってからどうしようと焦り、やむを得ず移動するのではなく、自分の意志で行動を選択したかったと言う小向さん。

今の小向さんにとって、一番大切なものは『家族』。仙台に拠点を移すことは大きな決断ではなく、「自分にとって大切なことは何か?」という議題と向き合ったら自然と出てきた答えでした。新幹線で仙台‐東京間は約1時間半というアクセスの良さも決め手の一つだったそうです。

自分にとって「出社」は欠かせない

東京のオフィスへ出社する時は、月曜日の早朝に新幹線でオフィスへ向かい、チームでミーティングをします。そのまま宿泊し火曜日、水曜日も出社。リモートワークのためオフィスには誰も出社していないですが、小向さんはオフィスからオンラインで仕事をします。「家にはない設備があるし、パパモードから切り替えられるから本当は出社することを欠かしたくない」と話す小向さん。東京での夜は仕事の情報交換ができる仲間や、気の置けない友人と交流を持っています。

新型コロナウイルスの影響で完全在宅勤務となる時には、自分ひとりの時間を持つことの難しさも感じているそう。完全オンラインでの仕事は移動時間がない分、パズルゲームのように隙間なくどんどんスケジュールが詰まっていきます。オンラインで次々にミーティングをして、休憩もとれないような状況に。仕事部屋としている2階の部屋に缶詰め状態になるそうです。

朝の時間や休みの日は、ランニングや半身浴でリフレッシュしながら、心身のバランスをとって生活しています。

「東京か?地方か?」ではなく、欲張りだから両方欲しい!

3人の子供達をのびのび自由に育てたいと考え、仙台駅から徒歩20分程度のところにある中古の一軒家を購入します。1階をフルリノベーションして広々とした空間に。隣には自由に使える敷地もあります。休日などには高校時代の友人や、その家族が集まるにぎやかな場所になりました。

仙台に拠点を変え、趣味も増えた小向さん。「庭いじりをするタイプではなかったけど、つるはしで土を耕して畑を作ったり、テントを張って庭でキャンプをしたり、気分転換のためにランニングをしたり。休みの日には、2-3時間かけて仙台空港まで走ることもあります」と話します。
また、仙台は車で動けば海も山も30分で到着してしまう環境を満喫しています。また、地のモノや生産者さんを感じながら食を楽しめるのもデュアルライフの醍醐味。ご自宅には地元のワイナリーで作られたワインストックが40本もあるそう!「今年の出来はどうかな?」と、味だけではなくストーリーを感じながら食を楽しんでいます。

「東京VS地方という構図が出来がちだけど、それぞれ全然違う楽しさや魅力がある。欲張りだから両方欲しいし、どっちも諦められない」と語る小向さん。

東京は人が多く競争も多いからこそ、個性的で多様な文化が生まれるのが面白く、仙台は山や海が近くて、都会でありながら豊かな自然のある所が魅力と感じているそうです。

自由と責任はセット

2拠点生活にすることで、かかるコストは当然増えます。主に増える出費は交通費で、月に10万円以上は掛かってくるそうです。

「地方に住むことでオフィスへの交通費や宿泊費もかかるけど、それを理由に社員から相談したいことがあると言われたときに『会いに行かない』のはフェアじゃない。勝手に遠くに住んでいるだけだから、どこにでも喜んで今すぐ行く!そんな覚悟がデュアルライフには必要」と小向さんは語ります。

直接会ってコミュニケーションをとることの大切さを知っているからこそ、会いたい人の所ならいつでもどこでも飛んでいくという強い気持ちがあり、移動にかかる費用は『投資』と考えてその出費を厭わないそう。

「自由と責任はセット。働き方の自由度が増しているからこそ、『なんで働くの?』から目を背けないことが重要。デュアルライフを『憧れ』で終わらせず、自分はどう生きたいか、何を大切にしたいかをよく考えることが今後のライフプランでもとても大切なこと」だと語ります。

次は『みんなが集まる場所』を作りたい

ご縁があって戻ってきた仙台。色んな所へ行くのが好きだけれど、自分の拠点の一つをここ『仙台』に構えておくのもいいなと考えている小向さん。

色んな「楽しいことをやりたい!」という気持ちを抱えている人が集まるシェアオフィスを自分で作ろう!と計画中です。

オンラインのみで仲間を作っていく難しさとも直面し、自分で発信していかないと新しい誰かとは出会えないと痛感したことがキッカケなんだそう。一緒にお酒を飲んだり、仕事をしたりしながら楽しめる「親友」をどんどん増やしたいと、仙台での新しいチャレンジに目を輝かせていました。

宮城県でのデュアルライフに
興味のある方はこちら

LINK

RECOMMEND