二拠点生活/副業・兼業のためのポータルサイト

         

Columnお役立ちコラム

デュアルライフ(二拠点生活)に役立つ・タメになる情報を発信!

二拠点生活で地方創生するには|方法や知っておきたいことを紹介

  • #二拠点生活

  • #仕事

  • #副業・兼業

地方創生は、2014年に制定された「まち・ひと・しごと創生法」と同時に打ち出された言葉で、地方活性化を目標とした政策や取り組みのことを指します。

そして、都会に住む人が地方に第2の生活拠点を構える二拠点生活(デュアルライフ)は、地方創生を実現するための方法として注目されています。

この記事では、二拠点生活で地方創生するための方法や知っておきたいことについて解説していきます。

二拠点生活で地方創生する方法

二拠点生活を通じて地方創生を実現するためには、どうすれば良いのでしょうか。ここでは、地方創生に繋がる二拠点生活のためになにが必要なのかについて解説します。

まずは「どのような地方創生を実現したいのか」を明確にしておきましょう。目的がはっきりしていないと、自分がなにをすべきなのかが分かりません。

例えば「二拠点生活先の美味しい魚を多くの人に知ってもらう」という地方創生を実現したいのであれば、自分が魚を調理し、完成した料理をブログやSNSで発信するのが良いでしょう。そうすれば、多くの人に魚の美味しさを伝えられるはずです。

二拠点生活の目的が地方創生以外にもあるのなら、それも明確にしておきましょう。そうすることで、より充実した二拠点生活が送れるはずです。

地方創生に貢献したいという気持ちは素晴らしいですが、家族など周りの人の理解が得られなければ、二拠点生活を送ることは難しいでしょう。周囲に反対されたまま、自分ひとりで孤独に二拠点生活をしても楽しくありません。

二拠点生活を考えている地域の素晴らしさを家族に伝えたいのであれば、口頭で説明するよりも、実際に家族をそこに連れて行くことをおすすめします。「百聞は一見に如かず」です。

もしも賛同が得られないのであれば、1年限定など期限を設けて二拠点生活をするという手もあります。

地方創生に繋がる二拠点生活をするうえで、生活様式を考えることは必要不可欠です。その地域のどこに住むのか、第2の生活拠点で具体的になにをするのかといったことを決めましょう。そうすることで、必要なものも見えてきます。

例えば、農業をしたいのであれば畑を確保しなければいけませんし、家族と一緒に長期的に滞在したいのであれば快適な住まいが必要です。第2の生活拠点はあくまでも副業のための場所であると考えているなら、宿泊施設やレンタルオフィスを活用すれば済む可能性もあります。

住む物件を選ぶことも重要です。想定した生活様式に適した家を選びましょう。例えば、畑仕事をしたいのであれば、敷地が広く日当たりが良い家を選ぶ必要があります。大好きな海釣りを楽しみたいのであれば、海の近くに住まいを確保するのがおすすめです。

小さな子どもがいる場合、万が一の体調急変に備え、近くに病院や診療所がある家が良いでしょう。

どのような家を選ぶかによって費用も変わってくるので、住まい選びは慎重に行うのが賢明です。

地方創生を実現するための二拠点生活を送るにあたって、費用の計算を無視することはできません。

二拠点生活をスタートするための初期費用としては、家の敷金や礼金、家具代などが挙げられます。ランニングコストとしては、家賃や光熱費の他、畑を持っている場合は肥料代や獣害対策の費用もかかります。

二拠点生活を破綻させないためにも、どれくらいの費用がかかるのかを事前にしっかりと計算しておくことが重要です。

二拠点生活で地方創生する際に知っておきたい事

魅力的な二拠点生活ですが、ある程度のお金が必要ですし、手間や時間もかかります。お手軽にできるものではありません。ここでは、二拠点生活で地方創生する際に知っておきたいことを解説します。

これを知っていれば、二拠点生活を実現するまでの流れがスムーズになるでしょう。

地方創生するための二拠点生活には、一定の条件を満たせば国や自治体から補助金が支給されます。国の補助金としては「地方創生移住支援事業」が挙げられます。自治体も様々な補助金制度を整えているので、興味のある方は窓口に問い合わせてみましょう。金額や支給の条件は、自治体によって異なります。

二拠点生活には、どうしてもお金がかかります。たとえ補助金を活用できたとしても、費用負担ゼロで二拠点生活を送ることはできないでしょう。どれくらいの費用が必要になるかは、どの地域で生活するか、何人で生活するかによって変わりますが、夫婦2人で生活する場合、月に20万円は必要になる可能性が高いです。

参考:
生命保険文化センター 「2022(令和4)年度生活保障に関する調査」p.109
https://www.jili.or.jp/files/research/chousa/pdf/r4/2022honshi_all.pdf

総務省「家計調査報告書:24年7月」 p.4
※平均世帯人数2.9人で290.000円の支出から、2人暮らしで約200,000円と概算。https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr.pdf

物件選びのポイントを押さえておくと、二拠点生活を実現するまでの流れがスムーズになります。特に以下の3点を意識して物件を選ぶようにしましょう。

①アクセスが良いか

②趣味や生活が楽しめるか

③修繕費やリフォーム費用がかかり過ぎないか

少なくともこの3点を意識することで、二拠点生活のための物件選びで失敗する可能性を低くすることができるはずです。

二拠点生活において、住民票や住民税の扱いを無視することはできません。

住民票はひとつの自治体にしか置けないので、二拠点生活を送る場合、どちらか一方の自治体を選ぶ必要があります。また、住民税は住民票を置いてある自治体に納めます。住民票をどちらの自治体に置くかによって、税金の額が変わる可能性があります。

公的サービスの質や住民税の額などを考慮したうえで、どこに住民票を置くか決めましょう。

東北・新潟の二拠点生活情報を得られるサイト

「二拠点生活を通じて地方創生に貢献したい!」と考えていても、どのように二拠点生活をスタートすれば良いか分からない人も少なくないでしょう。ここでは、東北地方+新潟の二拠点生活情報を提供するサイトを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

青森県内の仕事(副業・兼業)を紹介するサイトです。職種や勤務地だけではなく、仕事の特徴や仕事のスタイルを指定して検索することができるので、自分に合った仕事を探すのに便利です。青森県で働きながら二拠点生活を送りたいと考えている人は、ぜひ活用してみてはどうでしょうか。

秋田県内の企業とスキルを持つ人材をマッチングするサイトです。「自分のスキルを活かして秋田県で地方創生をしたい」と考えている人にはぴったりです。正社員ではなく、副業や兼業という形にはなりますが、経営企画や商品開発といった、専門性の高い求人を取り扱っています。自分のスキルを秋田のために使いたい人は必見です。

岩手県の求人が8,000件以上紹介されています。これだけ数があれば、きっと自分にあった仕事が見つかるはずです。岩手県に移住した人の体験談も掲載されているので、少しでも岩手に興味のある人は読んでみることをおすすめします。イベント情報も充実しており、このサイトを確認すれば、都会で開催されている岩手の仕事説明会などの情報を入手することも可能です。

専門的なスキルを持った人材と宮城県内の企業をマッチングするサイトです。マッチングが成立したら、企業と業務委託契約を結び、副業・兼業という形で事業に携わることになります。県内最大の街である仙台市の仕事だけではなく、石巻市や栗原市といった地域での仕事情報も豊富に取り扱っているので、きっと自分に合った仕事が見つかるでしょう。

「じぶんができること。地域がほしいひと。」というキャッチコピーが印象的な山形県の仕事探しサイトです。副業や兼業だけではなく、正社員の求人も豊富に取り扱っているので、希望する雇用形態で仕事を探すことが可能です。山形県で働く人のインタビュー記事もあるので、山形県で働きながら二拠点生活を送ることを検討している人は一読することをおすすめします。

福島県の課題を解決するために、スキルを持つ人材と県内の企業・団体をマッチングするサイトです。企業や団体がプロジェクトを出しているので、気になるプロジェクトにエントリーする形となります。もしも希望のプロジェクトがなくても、心配はいりません。希望職種にチェックをつければ、サイトの事務局が「これはどうでしょうか?」と提案してくれます。自分のスキルを福島県の地方創生に活かしたいという方は必見です。

副業として新潟県の仕事を紹介しているサイトです。扱っている職種は幅広く、バスケットボールのコーチから、システムエンジニアまで様々な仕事が掲載されています。実際にサイトを活用した人の声も紹介されているので、新潟県で働くことに興味のある人は参考にしてみてください。新潟市だけではなく、柏崎市や長岡市などの仕事も紹介されています。

まとめ

この記事では、二拠点生活で地方創生するための方法や知っておきたいことについて解説しました。地方創生の手段として注目される二拠点生活ですが、お手軽なものではありません。

しかし、二拠点生活でしか味わえない体験があるのも事実です。この記事を参考にしながら、理想の地方創生を実現するための二拠点生活をスタートしていただければ幸いです。

※この記事は2024年10月現在の情報を基に作成しています。今後変更されることもありますので、あらかじめご留意ください。

← 一覧に戻る