平日は本業で忙しく副業のためのまとまった時間を取りにくい方に向けて、ここではまとまった時間の取りやすい週末にできる副業の選び方について3つ紹介します。無理なく副業するためにもポイントをおさえて選ぶことをおすすめします。

週末だけで完結する副業を選ぶ

週末にのみ副業したい場合、土日で完結する業種・業態を選びましょう。平日は本業が忙しく時間を確保しづらい場合、納期が平日に設定されているような仕事は本業に支障をきたしてしまいます。可能な限り土日で完結するような単発の仕事がおすすめです。例えば飲食店やイベントスタッフなどがあります。

もし、土日で作業を完結させることが難しかったとしても、クライアントとのコミュニケーションが土日のみで問題ない仕事を選びましょう。

スキルアップにつながる副業を選ぶ

次に、副業するのであれば自らのスキルアップにつながるような仕事を選びましょう。平日はスキルアップにつながる自己学習の時間を確保することも難しいかもしれませんが、土日であれば多少まとまった時間は確保しやすいといえます。副業と自己学習の両方を目指してしまうと、長時間の確保が必要になり、本業を継続するために必要な休息時間も確保しづらいでしょう。 一方で、副業の作業内容が、本業とは関係ないとしても、ビジネスキャリアを考えた上でプラスになるような内容であれば、副業と自己学習を両立できるためおすすめです。

リモートワークが可能な副業を選ぶ

リモートワークができる副業もおすすめです。作業場所まで移動しなければならない副業は、貴重な休日の時間を移動時間に費やしてしまいます。リモートワークができる副業であれば移動分の時間を他の作業や休憩に充てられるため、時間を有効活用するためにも作業場所を自由に選択できるような仕事を探しましょう。

また、休日はリフレッシュする重要なタイミングです。本業・副業とも長い期間無理なく続けるためにも時間と場所のメリハリを付けるようにしましょう。

ここからは週末に作業できる副業のメリットについて紹介します。週末だからこそプライベートを楽しむ必要はありますが、本業から切り離されたタイミングだからこそのメリットがあります。

平日より単価の高い副業がある

週末の副業は平日の作業と比較して単価の高い作業が多く募集されています。例えば、飲食店やイベントスタッフなど、週末にかけて来店数や来場者数が多くなる職種は高単価な副業として挙げられます。週末はお客さんの数が増えるにもかかわらず、働ける人は少ない傾向があるためです。その結果、サービス業界においては単価が高めに設定されている場合が多いようです。

まとまった時間が取れる

週末であれば、平日と違いまとまった時間を確保できるため、副業における収入アップが見込めます。

平日であれば、仕事終わりや休憩などの、スキマ時間しか副業の作業時間を確保できない上に、突発的な用事やトラブルが発生すると、なおのこと時間の確保は難しいでしょう。スキマ時間での作業しかできない場合、時間単価制の副業であれば1回あたりの収入は少額になりがちです。まとまった金額を稼げないのであれば、大変な思いをしながら続けるためのモチベーションも上がりません。腰を据えてしっかりと稼ぐためにも、まとまった時間が取れる土日に作業できる副業を選びましょう。

ここまで週末に副業するメリットや副業を選ぶおすすめの方法を紹介しました。一方で、週末に副業するからこそのデメリットも存在します。ここからは週末に副業を始める場合の注意点について紹介します。

本業に影響を及ぼさない

休日である土日を目一杯使って副業すると、しっかりとリフレッシュできずに平日の本業に支障をきたす可能性があります。休日は平日の疲れを取るためにも休憩時間や睡眠時間を確保しなければなりません。週末に副業する場合には、休むときはしっかり休むなど、時間のメリハリを意識しましょう。無理して睡眠時間を削ってはいけません。

確定申告を忘れない

週末に副業すると平日に比べて単価が高く、まとまった時間を取りやすいため年間の収入が高額になりがちです。もし、副業による収入が年間20万円を超えてしまえば、確定申告しなければならないため注意が必要です。

もし確定申告を忘れてしまうとペナルティや延滞金が発生する可能性が高いでしょう。頑張って稼いだにもかかわらず引かれるお金が高額になってしまえば、貴重な週末の時間を割いて働いたことが無駄になってしまいかねません。

法定労働時間を意識する

副業には法律による労働時間の定めはありませんが、休日である週末だからこそ法定労働時間を意識しましょう。法定労働時間は1日あたり8時間と定められています。およそ1日の3分の1に該当しますが、休日にもかかわらず仕事ばかりに時間をかけてしまうのはもったいないです。気分転換したり、しっかりと身体を休ませたり、健康に生活するためにも自分を労わる時間の使い方を意識しなければなりません。

ここからは週末にできるおすすめの副業を5つ紹介します。これまで紹介した「土日で作業が完結する」「リモートワークができる」といったポイントにスポットを充てて選びました。週末にできる副業を探している方にとって、ぴったりの副業が見つかると幸いです。

Webライター

おすすめの副業はWebライターです。Webライターは、主に企業からWebサイトに掲載する記事作成を依頼され、クライアントの意向をくみ取った記事を執筆する仕事です。パソコンが1台あれば場所を選ばず作業できるため、リモートワークが可能な仕事としておすすめします。また、納期を週末に設定すると、契約記事数にはよりますが作業時間を調整しつつ週末で完結できる点もメリットです。

Webプログラマー

プログラミングのスキルがあれば、Webプログラマーも副業としておすすめできます。Webプログラマーもクライアントは主に企業であることが多く、自社のサイト開発やアプリ開発など対応できる言語の種類によって幅広く活躍できる仕事です。こちらもパソコンさえあれば作業できるため、リモートワークできる点がおすすめポイントです。

しかし、高度な開発言語に関する知識が必要になるため、本業でプログラマーをしているなど、しっかり知識を持っていなければ案件獲得が難しい現状もあります。

動画編集

YouTubeやTikTokをはじめとしたWebコンテンツやSNSでの動画発信は、近年急激に増加しています。そのため動画編集のスキルがあれば、編集スキルを活用して副業できます。この職業については、納期を週末に指定するなどクライアントと調整しながら案件を進めていくことが出来れば、平日の本業に支障をきたす可能性は低いでしょう。

一方で、動画編集に必要なスキルや経験、編集ソフト、スペックの高いパソコンなどが必要になるため、副業を始める際のハードルの高さはデメリットといえるでしょう。

アフィリエイト

アフィリエイトとは、自社ブログにクライアントの商品やサービスの広告を貼り、商品購入やサービス登録の件数によって報酬をもらう仕事です。予約投稿などを活用すると、週末の限られた時間の中でも日々コンスタントにブログを投稿できるため、週末にできる副業として高い人気を誇っています。しかし、自分でブログを作成し発信する必要があるため、結果が出るまで時間がかかる傾向にあります。

仕事自体はパソコンさえあれば場所や時間に縛られることはないため、週末の副業としておすすめです。

イベントスタッフ

イベントスタッフはお客さんが集まりやすい土日に募集されることが多い仕事です。イベントスタッフのメリットは週末のイベント日に作業が完結することです。納期を気にする必要はありません。イベントスタッフの仕事は、会場設営やグッズ販売、会場案内など負担の重すぎない内容ばかりであるため、週明けに疲れを引きずる心配も少ない点がメリットです。

この記事では週末に副業するメリットや実際の案件を選ぶ際のポイントについて紹介しました。土日に作業するからこそ、「作業時間や作業場所に縛りがないこと」や「スキルアップにつながるような案件を選ぶこと」が重要です。

また、週末にする副業のおすすめ職種についても紹介しました。今回紹介した職種以外にもさまざまな求人が世の中で募集されています。自分にとって最適な副業をするためにも、今回紹介した内容を参考に探してみてください。

「デュアルライフ東北・新潟」では、副業や二拠点生活に関するさまざまな情報や体験談をご紹介しています。多様なキャリア形成やライフスタイルに触れられるきっかけとして、ぜひご活用ください。

※この記事は2024年2月現在の情報を基に作成しています。今後変更されることもありますので、ご留意ください。