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ふるさとで副業を行うという選択肢|注目される背景や実践方法を解説
副業を始めようと考えたことのある方も多いのではないでしょうか。副業を行えば収入アップが見込めますし、人間関係が豊かになる可能性もあります。副業は、必ずしも現在居住している地域で行う必要はありません。都会に住んでいる方であっても、地方で副業を行うことが十分に可能です。この記事では「ふるさとで副業を行う」という選択肢について詳しく解説していきます。
ふるさとで副業することの概要とメリット
「ふるさとで副業を行う」とは、どのような意味なのでしょうか。ここでいう「ふるさと」というのは、自分が生まれ育った場所に限定されません。自分にとってゆかりのある土地も「ふるさと」に含まれます。たとえば、岩手県の遠野が大好きで、旅行で何度も訪れている方にとっては、遠野も「ふるさと」になります。
zふるさとで副業を行えば、収入以外のメリットを感じられるはずです。たとえば、自分が居住している地域以外の人たちと関わることになるため、新たな価値観に触れることができます。ふるさとで副業することを通じ、さまざまな価値観に触れれば、人生の幅が広がっていくのではないでしょうか。また「自分が好きな地域に貢献している」という満足感も得られるはずです。
ふるさとでの副業に注目が集まる理由
現在、ふるさとでの副業に注目が集まっており、メディアに取り上げられる機会も増えてきました。注目が集まる理由を3つに分けて解説します。
副業解禁
働き方改革により副業が解禁されたことは、ふるさとで副業することを大きく後押ししました。厚生労働省は2018年、副業を原則として認める方向性で、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を定めました。これにより、副業に対するハードルが大きく低下し、ふるさとで副業しやすい状況となりました。
副業可能な人の母数が多くなった分だけ、ふるさとでの副業を行う人も増え、多くの人が参入したことにより、ふるさとでの副業が注目される結果となりました。 ふるさとでの副業は、本業が休みの日に「社会に貢献したい」「自分の成長に繋がることをしたい」と考えている人とマッチしやすい傾向にあります。
リモートワークの充実
新型コロナウイルスの流行をきっかけに、リモートワーク用ツールの導入が進み、自宅で仕事がしやすい社会になったことも、ふるさとでの副業を大きく後押ししています。どこにいても仕事ができるようになり、副業のために現地まで行かなくても済むようになったというのは、非常に大きな変化だといえるでしょう。
リモートワークが定着するまでは、たとえば、東京にいる人が鹿児島の地域で副業を行うことはほぼ不可能でした。しかし、リモートワークによって地理的な制約がなくなったため、オンラインでふるさとの副業を行い、ふるさとに貢献できるようになりました。
地方の魅力への再注目
地方の魅力が再注目されるようになったことも要因の一つです。副業をしている人の中には「将来的な移住を見越して今のうちに現地の人と関係を構築している」という方もいます。いきなり移住するのではなく、まずは副業からスタートするというわけです。地方ののどかさや緩やかな時間の流れを魅力に感じる人が多いようです。
都心部に居住している人がふるさとでの副業を行えば、都心の利便性と地方ののどかさというメリットを同時に享受する事が可能です。手軽に地方の魅力に触れられるというのは、ふるさとで副業する大きな動機になっているようです。
ふるさとでの副業の形態
ふるさとでの副業は、どのような形態なのでしょうか。イメージが湧きやすいように、副業が実際にはどのように実施されているのかを解説していきます。
オンラインで実施
「副業」という言葉を聞くと、働くために現地まで足を運ぶようなイメージを抱くかも知れません。しかし、ふるさとでの副業はオンラインでも可能です。オンラインなら、都会に居住しながら働けるので、現地まで足を運ぶ必要がありません。
オンラインでできるのは、システムエンジニアやプログラマー、コンサルタントのような仕事だけではありません。適切なツールを活用すれば、営業や人事のような仕事であっても、オンラインで副業を完結させることが可能です。
オフラインで実施
ふるさとでの副業は、もちろんオフライン(実地)でも可能です。現地まで足を運ぶ必要があるので、時間がかかります。しかし、オンラインでは味わえない、現地の人たちとのリアルな交流を体験できます。現地の方との一体感を重視するのであれば、オフラインを検討しても良いでしょう。また、現地まで向かうための交通費を支給してくれる会社もあるかもしれません。
また、オフラインとオンラインのハイブリッドワークも可能でしょう。内容によっては、普段はオンラインで行い、数ヶ月に1度のペースで現地を訪問するというやり方が考えられます。
ふるさとで副業を行う方法
実際にふるさとで副業を行うには、どのような方法があるのでしょうか。ふるさとでの副業が注目を集めていることもあり、最近ではさまざまなサービスが提供されています。副業の内容や目的を意識しながら、自分にあった方法で副業を行いましょう。
クラウドソーシングサイトを利用
副業を探す人を対象にしたクラウドソーシングサイトを利用するという方法があります。クラウドソーシングサイトであれば、日本全国の副業を探すことが可能です。自分のふるさとがサイト内で募集している副業を探し、その副業に自分のスキルが活かせると判断したら、応募してみましょう。
クラウドソーシングサイトはいくつも存在しており、プラットフォームによって多様な求人内容が掲載されています。自分の経験やスキルが活かせる副業を掲載しているサイトを選ぶことが重要です。
転職サイト(エージェント)を利用
転職サイトや転職エージェントを利用するという方法もあります。転職サイトの中には、副業を含めた多様な雇用形態の求人を取り扱っているプラットフォームもあります。
またエージェントがふるさとでの副業に向いた求人を紹介してくれる可能性もあります。求職者の聞きにくいことを代わりに企業に確認してくれたりするので、非常に心強い存在です。書類の書き方や面接についてのアドバイスをくれることもあります。もちろん、副業を取り扱っていない転職エージェントもいるので注意が必要です。
各自治体の情報を活用
どの自治体(都道府県・市町村)で副業をしたいのかが明確になっているのなら、各自治体に直接アプローチするという選択肢もあります。窓口に問い合わせたり、自治体が運営している副業人材募集のコンテンツを確認してみたりしましょう。自治体に直接アプローチすれば、内情がよく分かり、実際に副業を始めたあとに「想像と違う」とギャップに悩む可能性が低くなります。
しかし、自治体のホームページというのは情報量も多く、副業に関する情報を探し出すのが容易ではない場合もあります。副業をしたいと考えている自治体に、専門の窓口がないという場合も少なくありません。各自治体が協力して運営している副業紹介のサイトは情報が整理されており、内容も分かりやすくなっています。
以下にて、東北6県 + 新潟県の副業支援系サイトを紹介します。是非参考にしてみてください。
青森県: あおもりサイドジョブセンター
秋田県:副業・兼業 | 秋田県プロフェッショナル人材戦略拠点
岩手県:シゴトバクラシバいわて
宮城県:ダブルワークみやぎ
山形県:PARASUKU
福島県:福島県人材マッチングサイト
新潟県:ともるい
SNSで求人を検索
最近はSNSでふるさとでの副業に関する情報を集めることも可能になっています。各自治体や企業が運営しているSNSアカウントをチェックしてみましょう。SNSで気になる副業情報を見つけたら、自治体や企業の公式サイトにアクセスし、より詳しい情報を集め、自分のスキルや経験を活かせるかをチェックすることをおすすめします。
最近はSNSに力を入れている自治体も多くなっているので、SNSで副業の求人を探すという方法は、今後もっと一般的になっていく可能性もあります。