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デュアルライフ(二拠点生活)に役立つ・タメになる情報を発信!

デュアルライフ実践者4名のスタイル

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デュアルライフは暮らし方の1つの選択肢。その目的は個々人でまったく異なり、デュアラーの数だけ暮らしがあるとも言えます。より多くの暮らしぶりについて情報を得ることで、自分と共通点が見つかれば、それは自分流ディアルライフのヒントとなるかもしれません。

今回は、東北・新潟県でデュアルライフを実践する、4名のデュアラーの目的や実生活を簡単にご紹介します。

宮城県仙台市と東京の二拠点生活 
小向洋誌(こむかい ひろし)さん

30代は神奈川県茅ケ崎市にマイホームを構え、東京のオフィスまで2時間かけて通勤していた小向さん。現在は拠点を、小向さんの出身地であり実家のある仙台市に移し、必要な時に東京へ移動し、仕事部屋として借りているサブ拠点に宿泊する、という生活を送っています。

3人の子どもに恵まれ、海や仲間たちと楽しい時間を過ごした小向さんは、40歳の誕生日に「40代はどんな風に過ごそうか」とご夫婦で話をしたそうです。そして、これからの10年は「親のそばで暮らす」ことを選び、仙台に移り住むことに決めました。「自分にとって大切なこと」をじっくり考えて出した結論です。仙台―東京間は新幹線で1時間半というアクセスの良さも決め手となりました。

小向さんにとって一番大切なものは「家族」でした。自身の親のことはもちろん、3人の子どもたちをのびのび自由に育てたいという想いもありました。仙台は海も山も近く環境に恵まれています。中古の一軒家を購入し自由に使える敷地を手に入れたことで、畑を作ったり、庭にテントを張ってキャンプ気分を楽しむなど、新たな趣味も増えました。

いろんな所へ行くのが好きだという小向さん。これからどこか別の場所に行くことがあったとしても、拠点の1つを仙台に構えておくのもいいな、と考えているそうです。

岩手県住田町と東京の二拠点生活
伊藤美希子(いとう みきこ)さん

東京のマーケティング会社に所属し、マーケターとして働く伊藤さん。さまざまな企業のプロダクトやマーケティング支援を行いながら、住田町に拠点を構え、まちづくりのサポートやお祭りの手伝いなど、「地域づくりサポーター」としての役割を担っています。

住田町に深く関わるきっかけは東日本大震災でした。先輩たちが住田町を拠点にボランティア活動を始めたと聞き、「自分も何かしなければ」と仕事の合間を縫って訪れるようになり、地域づくりを支援する一般社団法人に所属し活動するようになりました。

町の人や仮設住宅に住む人たちに温かく迎えてもらった伊藤さん。次第に住田町は大事な場所になっていきました。コミュニティの支援活動も、ボランティアから仕事へと少しずつ変わっていったのです。

一般社団法人を法人化し、伊藤さんは理事に就任します。住田町の事務所兼住まいに滞在する時間が増えたことでデュアルライフは本格化。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、メインの拠点を東京から住田町へ移し、自分の本業であるマーケティングを、住田町の活性化に役立てたいとオフィスを開設。地域の方からモノづくりやマーケティングの相談を受けたり、「マーケティング勉強会」を依頼されるようになりました。「地域支援の伊藤さん」に加え「マーケティングの伊藤さん」として、地域の課題解決に取り組んでいます

新潟県十日町市と全国各地の複数拠点生活 
大塚 眞(おおつか まこと)さん

「人生が2倍にも3倍にもなり、自分の可能性も広がるデュアルライフは最高!」と話す大塚さん。学生時代の友人と、地域プロモーションなどを手掛ける制作会社を立ち上げ、温泉街の活性化を目的としたイベントを開催したり、フリーマガジンやウェブサイトの制作、PRなど、地方活性化や地方創生への関わりを仕事に、十日町市をメイン拠点として東京や静岡、鳥取など全国各地を飛び回っています

また会社経営の傍ら、農家や移住関連のインタビュー記事を雑誌に掲載するライターとしても活躍しています。

東日本大震災時のボランティア活動によって得られた「人の役に立てた」という経験が、地方活性化や地方創生に興味が湧いたきっかけ、と話す大塚さん。フリーペーパーのプロダクト制作や、地域活性のプロジェクトを進める仕事を全国各地で行うようになりました。

大塚さんはその頃から、十日町市の面白さに魅せられていたといいます。また、よそ者でも「一緒にやろう」と受け入れてくれる「人の好さ」に惹かれたことも移住の決め手になりました。

今では地元の中小企業から「業務を効率化させたい」「良いHPを作りたい」などWEB制作の相談も増えています。また、地元企業の新プロジェクトに、計画の段階から関わって一緒に進めたりすることもできるようになりました。

常にアクティブに活動する大塚さんにとって、人の繋がりが増えることが一番の原動力。地元企業との共同事業としてオープンしたシェアオフィス&シェアアトリエには人が集い、新しいビジネスや交流が生まれる場となっています。

福島県磐梯町と東京の二拠点生活 
星 久美子(ほし くみこ)さん

星さんは2人の男の子を育てながら、3つの仕事をしています。

東京の会社では、全国各地にある施設にいつでも泊まり放題というサブスクリプションサービスの拠点開発を担当しています。これがメインの仕事。2つ目はその会社から在籍出向し、磐梯町政策課のプロジェクトマネージャーという仕事。3つ目が、ふくしま12市町村支援センターでの仕事です。 

会津若松市出身の星さんは「都市と地域を繋げていきたい」という想いから東京の会社に勤め、新規事業として地域のコミュニティSNSサイトの立ち上げなどに携わりました。その想いはどんどん強くなり、東日本大震災を経験したことにより、「東北と人の繋がりを創っていきたい」と考えるようになりました。震災後は復興支援のコーディネーターとして、被災自治体と、被災地を支援したい企業のマッチングにも携わっています。

「人々を場所の制約から解放し、いつでも好きな時に、好きな場所に暮らし、学び、働ける社会の仕組みを構築すること」をミッションに掲げる星さんですが、さまざまな課題も感じています。

1つは二次交通。タクシーの台数が少なくバスの路線も少ない地方では、最寄駅から拠点となる場所まで移動するのも大変です。カーシェア、ライドシェアなど企業と連携した取り組みが必要だといいます。

また、子育て世代や共働き世帯の人たちが、働き方や暮らし方をもっと自由に選択できるよう、教育などの制度そのものを変えたいと考えています。

「自治体や企業と話をし、幅広い方々が移動をして人口をシェアしていけるような仕組みづくりに挑戦したい」と今後の抱負を話してくれました。

まと

デュアルライフは、”目的”ではなく自分のやりたいことを叶えるためのひとつの”手段”です。働き方や暮らし方は多様化しつつあり、拠点を1つにしない働き方や暮らし方があるということを、まずは知ることからはじめてみませんか?

人生は人と比べるものではなく、自分らしく生きるためのもの。ご紹介した4名の姿からは、そんなメッセージが伝わってきます。

※4名のストーリーはインタビューで詳細をご覧いただけます。

最後に~デュアルライフ東北・新潟について~

このサイトは、デュアルライフの拠点の一つに東北・新潟を選んでいただきたい、という想いから、デュアルライフに関する情報を集積したプラットフォームです。

お役立ちコラム
お役立ちコラムではデュアルライフのメリット・デメリットや始め方、実践者のデータなどのお役立ち情報を掲載しています。

インタビュー
インタビューでは東北・新潟でデュアルライフを実践している先輩デュアラーのインタビュー記事から、仕事や生活のリアルを知ることができます。

暮らし方で見つける
暮らし方からデュアルライフに関連するサイトをご紹介しています。ぜひ、あなたにぴったりなデュアルライフを見つけてみてはいかがでしょうか。

副業・兼業サイト
自治体、民間の兼業・副業マッチングサイトや、地方創生プロジェクトなどに参画できるサイトをご紹介しています。地元の人々と積極的にかかわることでデュアルライフがより充実していくことでしょう。

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