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副業とパラレルキャリアを解説!違いやメリットを紹介
近年は本業以外で働く選択肢を持つ方が増えています。先が読めない時代や少子高齢化など、さまざまな課題がある中で、最大限自分の可能性を活かすため、注目されています。その中で、副業とパラレルキャリアはしばしば同じように使われる用語ですが、両者は異なるニュアンスを持ちます。当記事では、副業とパラレルキャリアの違いを解説し、両者の活動で得られるメリットや成功のポイントについてご紹介します。
副業とパラレルキャリア
本章では、副業とパラレルキャリアの違いを解説します。両者は仕事を複数持つという点で共通していますが、目的が大きく異なります。
副業の目的はお金を稼ぐこと
副業の目的は、収入や収益源を増やすことです。具体例として以下が挙げられます。
- ・クラウドソーシングサイトでWebデザインの案件を請け負う
- ・地方の自治体の副業人材として採用される
- ・フリマアプリでせどりをする
- ・家庭菜園で作った野菜を販売する
以上のように本業とは別の収入が発生すれば、原則は副業とみなされます。ただし例外として、株式や不動産など投資に該当する収入は資産運用にあたり、副業ではないといわれています。
また、副業する人のすべてが、お金を目的に働いているとは限りません。地域貢献や趣味の一環として、副業している方も見られます。
パラレルキャリアの目的は自分の能力を高めること
パラレルキャリアの目的は、報酬・キャリアアップ・スキルの獲得など、人によって異なります。例えば、マーケターとして企業に所属していた人物がコンサルティングとしてSNSで情報発信することは、収益よりもキャリアアップのほうが効果を期待できるでしょう。
このように、パラレルキャリアの目的は必ずしも金銭とは限りません。スキルアップやブランディングなど、定性的な結果も目的に含まれます。
副業とパラレルキャリアに共通する4つのメリット
収入が増加する
副業とパラレルキャリアは、労働で金銭を得るという観点では共通しています。副業は業務や事業という形で金銭を受け取るもので、パラレルキャリアにおいてもその成果に見合う報酬を受け取ります。いずれにせよ「働く」ことは共通しているため、本業にプラスして収入を得られるでしょう。
できることが増える
副業もパラレルキャリアも、本業とは別の労働や活動を通じてスキルアップが望めます。例えば、営業担当者が自身のノウハウを月額型のオンラインサロンで情報発信すれば、収入だけでなくコーチングのスキルも習得できるでしょう。
本業の延長線上にある仕事や、まったく別の分野でも継続すればスキルアップにつながります。活動を通じてできることが増えるのは、副業とパラレルキャリアどちらも共通しています。
将来に備えられる
副業もパラレルキャリアも、本業がなくなった場合の備えに活用できます。本業がどんな仕事であっても、会社の業績不振によるリストラや業種自体が廃れる可能性はゼロではありません。
万が一のことが起こっても、副収入があれば収入をキープできるうえ、精神的な安定にもつながります。将来に備えられる点では、両者は共通しているといえるでしょう。
人脈が広がる
副業もパラレルキャリアも、新たな人脈が構築できる点で共通しています。継続した活動で人脈が広がれば、他分野の価値観を本業にも活かせる可能性があります。
本業とのシナジー効果や、キャリアアップの一環として副業やパラレルキャリアを始めるのもおすすめです。
副業とパラレルキャリアに共通する3つのデメリット
副業やパラレルキャリアは、必ずしもメリットだけとは限りません。デメリットについて理解したうえで取り組みましょう。ここでは、副業とパラレルキャリアに共通する3つのデメリットを解説します。
時間管理が難しい
副業やパラレルキャリアは、仕事を2つ掛け持ちするため時間管理のスキルが問われます。本業のスキマ時間や休日をうまく活用して働くため、段取りと綿密なタイムスケジュールが求められるでしょう。そのため、本業が忙しく時間がない場合や責任重大な業務に携わっている間は、副業やパラレルキャリアを開始するのはリスクが高いでしょう。
多忙な中でもう一つの仕事に携わると仕事のダブルブッキングや、睡眠不足や過労にもつながりかねません。副業やパラレルキャリアは、本業の業務に慣れていて、かつ時間的余裕がある人におすすめです。時間と気持ちにゆとりを持って取り組みましょう。
所属会社によっては許可が出ない可能性がある
企業によっては副業を禁止しているところもあります。近年は副業の解禁を推進する動きが全国の企業で活発化していますが、まだ禁止としている企業も一定数見られます。もし所属の会社が副業を認めていない場合は活動自体が困難になるでしょう。
また、副業やパラレルキャリアは、年末調整や住民税の変動で会社にばれてしまうため、隠れて副業するのは難しいでしょう。副業に集中しすぎたせいで本業がおろそかになる事態も考えられるうえ、万が一、副業やパラレルキャリアが発覚すると組織での信用低下やトラブルを招く恐れがあります。
自分のスキルや管理能力が問われる
副業やパラレルキャリアは個人の取り組みであることから、成功するには高いスキルと自己管理能力が欠かせません。
特に、パラレルキャリアにおいては交渉力やマーケティングスキル、学び続ける姿勢など、収益へつなげるために多様なスキルが求められます。普段は企業に守られていることから気づかなかった課題に遭遇する可能性もあるでしょう。
副業やパラレルキャリアを成功させるコツ
副業やパラレルキャリアは、アイデア次第で多くの選択肢があります。例えば、ノートPCを用いてクラウドソーシングサイトから仕事を獲得する方法、所有している土地を使って農作物を生産・販売する方法もあります。ここからは、副業やパラレルキャリア成功のために知りたいコツを3つ紹介します。
案件選びは慎重に
副業もパラレルキャリアも、挑戦する内容はよく吟味しましょう。例えば、拘束時間が長い案件を請け負うと、本業とのバランスが崩れる可能性があります。また、相場より低い報酬の案件ばかりを選ぶと、途中で挫折するかもしれません。
いずれの働き方であっても成功するには、徐々にステップアップしながら市場価値を高める方法がおすすめです。
稼げる金額と必要な時間を確認
副業の目的に合わせて、実現に必要な時間を逆算しましょう。例えば、目標金額から1カ月の収入目安を定めれば、達成に向かったスケジュールを構築できます。また、金額をシミュレーションすると、月々の稼働時間や時間の割り振りも逆算でき、途中で挫折するリスクを減らせます。
副業に使える時間は人それぞれです。1日に3時間程度確保できる方もいれば、土日にしか時間が作れないといった方もいます。本業の勤務体制・本人の体力・スキルレベルによって確保できる時間は異なるため、自身に合ったプランニングを行いましょう。
相談先を見つけておく
副業やパラレルキャリアで成功するには、幅広い人脈やキャリアについて相談できる相手が必要です。スモールビジネスは流行り廃りのサイクルが早いため、絶えず新しい情報を収集する姿勢と、人脈が成功のカギを握ります。
もし横のつながりを持ち合わせていない場合は、転職エージェントや自治体の窓口に相談するのも良いでしょう。
まとめ
副業とパラレルキャリアはお金を稼ぐだけでなく、新たなスキルの獲得や人脈の構築など、キャリアアップにも効果的です。一方で、プライベートの時間が減る、キャリア形成に苦労するなど、成功には時間管理と継続的な努力が求められるでしょう。
活動にあたっては、本業に差し支えないよう、無理のない範囲から始めるのをおすすめします。
「デュアルライフ東北・新潟」では、副業や二拠点生活に関するさまざまな情報や体験談をご紹介しています。多様なキャリア形成やライフスタイルに触れられるきっかけとして、ぜひご活用ください。
※この記事は2024年2月現在の情報を基に作成しています。今後変更されることもありますので、ご留意ください。