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二拠点生活について

二拠点生活について

二拠点生活とは職場や住居を2ヶ所持つライフスタイルを指します。
リモートワークの普及や移住ブームの影響もあり、ビジネスパーソンが地方にセカンドハウスを借りたり、副業で地方企業に勤める、といったケースが増えています。
例えば、都内企業でリモート勤務をしながら、月の半分を地方の自然で過ごし、残り半分は都内に滞在するような生活です。また二拠点生活者(デュアラー)が、副業で地域企業に貢献する動きも、地方創生の面から注目を集めています。

ここでは二拠点生活を始めるにあたって、知っておくと役立つ知識や注意すべきポイントを紹介します。

二拠点生活マニュアル

どんな生活がしたいかを
イメージする

どんな生活がしたいかをイメージする

あなたが二拠点生活に興味を持ったのは、なぜでしょうか。
「いまの仕事を続けながら、自然の中で過ごす時間をとりたい」「毎日、趣味のサーフィンをしたい」「生活にメリハリをつけたい」など二拠点生活の目的は人によって様々です。
メディアで取り上げられることも多く、なんとなく楽しそうだから、という漠然とした考えで二拠点生活を始めると、思わぬ失敗を招くこともあります。
まずは、いまの自分の生活をどう変えたいのかを考えるところから、始めてみませんか。

家族の理解に関して

二拠点生活を続けるには家族の理解が大切になります。ご自身に家族がいる場合には、早い段階から相手とコミュニケーションをとり、二拠点生活の準備段階からそのプロセスに、積極的に巻き込んでいくことを心がけましょう。

気になった地域にまずは「滞在」する

気になった地域にまずは「滞在」する

二拠点生活の目的が見えてきたら、気になった地域に「滞在」することをおすすめします。
旅行で訪れたことがある地域でも、一定期間、住民として滞在してみるとまた違った暮らしの側面が見えてきます。滞在先は民泊施設や貸別荘、マンスリーマンションなどを利用し、地域のスーパーでの買い物や公共交通で移動するなど、その地域での”暮らし”を事前に体験してみましょう。

また1つの地域に絞らずに、複数の地域に足を運び比較することも大切です。そうすることで、ミスマッチを減らすことに繋がります。

地域の人との交流に関して

地域に滞在する際には、積極的に地域の人と交流をしてみましょう。その地域の人が移住者をどう思っているのか、同世代の人がいるかなど、観光では見えてこない、その地域に住む良さ、難しさを肌で感じ取ることができます。

二拠点生活の費用を試算・自治体の
支援制度を確認

二拠点生活の費用を試算・自治体の支援制度を確認

自分に合いそうな地域が見つかったら、二拠点生活にかかる費用を試算してみましょう。
住居は賃貸か購入か、車は所有するべきかなど、滞在を経て地域での暮らしのイメージも固まっているので、試算もしやすくなっていると思います。
その際に、忘れずに自治体の支援制度も確認するようにしましょう。自治体によっては移住者向けに住宅取得費用の補助や、一定期間の現金給付などを行っている場合があります。
住民票を移したあとだと使えない制度もあるので、二拠点生活を始める前に、自治体の移住担当窓口で直接相談をしてみましょう。

支援ありきではなく、環境ありき

二拠点生活が自分に馴染めば、そこでの生活は長く続きますし、移住にも繋がるかもしれません。そのため場所を選ぶ際は、支援制度ありきではなく、自分のライフスタイルにあっているか、暮らしを楽しめそうか、という軸で選択しましょう。

二拠点生活スタートまでの
ステップまとめ

生活のイメージを固める

生活のイメージを固める

今の生活をベースにしながら、二拠点生活のイメージを固めます。その際、家族とのコミュニケーションも大切にしましょう。

地域に滞在してみる

地域に滞在してみる

気になった地域には積極的に滞在してみましょう。地域の人との交流を重ねて、自分にあった地域を見つけましょう。

費用を試算&
支援制度の確認

費用を試算&支援制度の確認

拠点を構える地域が決まったら、費用の試算を行いましょう。その際に自治体の支援制度を事前に確認するようにしましょう。

林 光人(株式会社パソナ東北創生 執行役員)
監修者

林 光人
(株式会社パソナ東北創生 執行役員)

岐阜県出身。パソナにてITエンジニアの転職支援を担当した後、パソナ東北創生へ参画。2020年からは新規事業として、岩手の事業者とビジネスパーソンの副業マッチング事業を立ち上げ。2021年には自社に副業で総合商社の人材開発子会社の執行役員を採用。また自身でも、副業で広告代理店にて仕事をしている。